こんにちは!Nori(@fx_nlife)です。

Polygon(ポリゴン)のDeiサービスに接続したり、NFTを売買するやり方が知りたいな。
そんな疑問を解消します。
イーサリアムのスケーラビリティ問題(手数料が高い&処理スピードが遅い)を解決するためのプロジェクトが「Polygon」です。
2021年より、イーサリアムからPolygonのネットワークに展開するアプリが増えてきており、Polygonの人気が高まっています。
本記事では、そんなPolygon上のアプリ(DeFiやNFTマーケットプレイス)を利用するための、「Polygonの始め方・使い方」をまとめました。
Polygonネットワーク上に構築されたアプリを使いたいな…と考えている方の参考になれば幸いです!
▼ブロックチェーン上の金融アプリ(DeFi)の始め方は、こちらの記事で詳細をまとめていますので、チェックしてみてくださいね▼


【次世代DeFi】Polygonって?


Polygonは、Maticが名前を変えてリブランディングしたDeFiプラットフォームです。
Polygonは、レイヤー2という技術を使ったプロジェクトでして、イーサリアムのセキュリティを持ちながら、手数料(ガス代)が安くてトランザクションスピードが速いのが特徴なんですね。
レイヤー2とは、例えばイーサリアムなどのレイヤー1であるブロックチェーンとは異なるレイヤーを使って取引を実行する方法。
Polygonはレイヤー2を使った技術力が認められ、「Coinbase Ventures」や「バイナンス」などから出資を受けているプロジェクトです。
バイナンスでは、2019年4月にローンチパッド(Launchpad)というトークンセールで、Polygon(旧Matic)トークンの売り出しを行っているんですね。
PolygonはイーサリアムやBSCよりも手数料が安いです。
そのため、イーサリアム上の「AAVE」や「Sushiswap」、BSC上の「Apeswap」などのアプリが、Polygonネットワークに参加してきています。
このようにPolygonは、レイヤー2を使ったDeFiプラットフォームの中として、期待のプロジェクトなんですね。
Polygonに対応するアプリ


Polygonには、イーサリアムの主要プロジェクトが展開してきています。
例えば、以下のプロジェクト(アプリ)です。
- SushiSwap(DEX)
- 1inch(イールドアグリゲーター)
- Aave(レンディングプロトコル)
- Curve finance(ステーブルコインのDEX)
なんと、イーサリアムの最もメジャーな取引所(DEX)といっていいUniswapがpolygonへの展開を決定!


このように、取引手数料が安くて、トランザクションスピードが速い「polygonネットワーク」が盛り上がってきているんですね。
Polygon(Matic)の始め方や使い方
Polygon上でDeFiを始めるために、必要な事前準備をしていきましょう。
以下、2つの事前準備が必要です。
- MetamaskにPolygon(Matic)ネットワークを設定
- MaticをPolygonネットワークへ送金
Metamask(メタマスク)にPolygon(ポリゴン)ネットワークを設定
設定方法は、2つあります。
- chainlistを使って自動でネットワークを設定
- 手動入力でネットワークを設定
めちゃくちゃ簡単に設定できる、「chainlist」でサクッと設定してしまうのがオススメです。
chainlistを使ってMetamaskを設定
chainlistを使うと、簡単な手順で「Metamask」に「Polygonネットワーク」を自動で設定できます。



chainlistは、polygonの他にも、「BSC」や「Fantom」のネットワーク設定をMetamaskへ反映させることが可能なため、便利ですよ。
まず、chainlistへアクセスします。
検索窓で「matic」と入力。
検索された、「Matic Mainnet」の部分で「connect wallet」を選択します。





「Polygon」では検索されないので注意です。
MetaMaskが立ち上がるので「次へ」を押して、アカウントをChainlistへ接続します。




そして、「Matic Mainnet」の追加を「承認」します。


上図で「すべての詳細の表示」を押すと、追加する下図のようなネットワーク設定の詳細項目を確認できますよ。


以上で設定完了です。簡単ですよね。
Metamaskを立ち上げたときに、「Matic Mainnet」が選択できればOKです。


ネットワーク設定がラクなので、chainlistを使ったpolygon(matic)ネットワークの設定を、まずは試してみることをおすすめします。
手動入力でMetamaskを設定
Metamaskに手動でPolygon(Matic)ネットワークを設定する方法を解説します。
まずMetamaskを立ち上げ、「カスタムRPC設定」を選択します。


ネットワーク設定として、以下の項目を入力します。
- Network Name: Matic Mainnet
- New RPC URL: https://rpc-mainnet.matic.network
- Chain ID: 137
- Symbol: MATIC
- Block Explorer URL:https://matic.network/
入力間違いのないように、各項目のコピペをしていきましょう。
バイナンススマートチェーン(BSC)ネットワークをMetaMaskに設定したことがある方であれば、同じ手順なので迷わずできると思います。


PolygonネットワークへMaticを送金
Polygonでアプリをさわるときに必須となる手数料「MATIC」を準備していきましょう。
polygonでは「MATIC」を手数料(ガス代)として支払う必要があります。
イーサリアムでいう「ETH」、BSC(バイナンススマートチェーン)でいうところの「BNB」の位置づけですね。
PolygonにMATICを送金する方法は、大きく2つあります。
- 分散型取引所でMATICを買って、Polygonへ送金
- バイナンスでMATICを買って、Polygonへ送金
分散型取引所でMATICを買って、Polygonへ送金
手順としては、イーサリアムネットワークの分散型取引所で「MATIC」を手に入れた後、「MATIC」をイーサリアムネットワークからPolygonネットワークへ送金していきます。



同じ「MATIC」でも、ブロックチェーンネットワークが違う(イーサリアムとPolygonは異なる)場合は、一度変換処理が必要なんですね。
イーサリアムの分散型取引所、「Uniswap」でMATICを購入していきましょう。
「Sushiswap」でもOKです。


「イーサリアムチェーン」から「Polygonチェーン」への送金
イーサリアム上で「Matic」を手に入れたら、「Matic」を「イーサリアムチェーン」から「Polygonチェーン」へ送金していきます。
上記の送金は、「Polygon web wallet」にMetamaskを接続し、「ETH→Polygonブリッジ」を使うことで可能です。
まずは、「Polygon web wallet」にアクセスし、Metamaskを選んで接続します。


「署名」を選択して「Polygon web wallet」との接続を承認します。





「Polygon Wallet」へはじめて接続すると、特典として0.001MATICがもらえます。
接続してから、少し時間がたってから付与されるため、Polygon Walletをチェックしてみてくださいね。
「Polygon Wallet」が開きますので、「Move funds from Ethereum to Polygon」を選択。
すると、「Polygon Bridge」のページへ移動します。


「Polygon Bridge」のページから、通貨の選択欄で「Matic」を選択し、数量を入力。
最後に「Transfer」ボタンを押します。
。


Approve、Continueを押して処理を進めていきます。
Transfer処理の完了から、イーサリアム→Maticネットワークはの送金処理は10分ほどかかるため、気長に待ちましょう。
Metamaskの接続ネットワークを「Matic Mainnet」に変えて、Maticの着金が確認できれば準備完了です!
バイナンスからMaticネットワークへの送金
上記でご紹介したPolygonネットワークへのMATICの送金方法は、「Polygon Walletのチェーン間送金」時にイーサリアムネットワークを使うため、ガス代がかかります。
そこで、手数料を安くすませたいなら、海外の仮想通貨取引所バイナンスからMaticを購入し、PolygonネットワークへMaticを送金する方法がおすすめ。
送金手順は簡単です。
バイナンスアプリのウォレットから「MATIC」を選択。


「出金」を選びます。


アドレスに、先ほど設定したMetaMaskのアドレスをコピペ。ネットワークに「Polygon」を選択。
そして、送金金額を入力し、「送金」を押します。


「スマホのSNS」と「メール」に送付されるパスワードを入力し、認証されれば、以下の画面がでて送金完了です。


Maticの送金時間
「バイナンス」から「Polygon版MetaMask」への送金は2時間ほどかかりました。(22年1月時点)



Polygonネットワークは、混雑していることが多く、送金時間がかかる場合が多いようですね。
バイナンスの最低出金金額
10Maticから出金が可能。
ざっくり2,000円から出金ができます。
バイナンスの送金手数料
0.1Maticです。
20円ほどと激安ですねw



イーサリアムのトランザクション手数料は、安くても1000円を超えるため、激安ですよねw
さいごに
イーサリアムのスケーラビリティ問題を解決するためのPolygon(旧Matic)の始め方についてまとめました。
手順通りに進めて頂くと、無事にPolygonで動作するアプリに接続できるようになります。
まずは、Polygonの分散型取引所「Quickswap」にアクセスして、通貨の交換やLPトークンの預け入れを試して慣れていくのがおすすめ。
Polygonには、トランザクション手数料が数円と激安のため、今後さらにアプリが増えていきそうです。
今のうちから操作に慣れておくと、今後役立つと思いますのでぜひトライしてみてくださいね!
▼NFTの売買もPolygonネットワークなら手数料が安く済みます▼

