【大暴落!】IRON Financeの$TITANが暴落した原因は?

IRON Finance暴落の原因は?

こんにちは!Nori(@fx_nlife)です。

2021年6月に、DeFiサービスで大人気となっていた「IRON Finance」。

ステーブルコインである「IRON」と「USDC」をペアで預け入れることで、APY500%以上の利回りをたたき出していたサービスです。

仮想通貨の市況があまりよろしくない中、IRONに資金が集まっていたんですよね。

インフルエンサー達の紹介もちらほらでていましたので資金が集まる勢いをブーストした感もありました。

例えば、イケハヤさんのブログや、Youtuber界隈で「IRON」が紹介されはじめてきてました。

そんなタイミングで「IRON」の大暴落が発生。。

インフルエンサーに紹介されるかつ、Twitterやディスコード内でも盛り上がっており、まさに僕も少額から試してみようかな、と考えていた矢先の暴落でした。

仮想通貨の投資判断は自己責任のため、誰かのせいにするのはお門違いです。

ですが、DeFiのリスクを再認識させられた暴落でしたね。。

「IRONは現代の錬金術」と多々紹介されていましたが、なぜ暴落してしまったのか、本記事では暴落原因や保証状況をまとめました。

今後、DEFIを触る方が、イナゴの群れになり、大切な資産を失わないように、気付きとして読んで頂ければ幸いです。

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目次

IRON Financeとは

IRON Financeは、ステーブルコイン同士のペアで爆裂APYを叩き出していたDeFiプログラムです。

ステーブル同士のペアなので、インパーマネントロス(片方の通貨価値がペアの通貨に対し、変化すると損失が発生する)が発生せず、リスクが低いのに、高利回りという点が特徴でした。

BSCとPolygonでプログラムが稼働しており、今回人気が集まっていたのが、「Polygon」上のIRONプログラムです。

IRON Financeでは、「USDC(ドル)」に「$TITAN」というガバナンスコインを混ぜることで、ドルにペッグされた「$IRON」を生成することができるサービスでした。

ドルを希釈して、同じ価値の「$IRON」を生成できるため、現代の錬金術と言われていたんですね。

例えば、純金に、価格の安い金属を混ぜ合わせ、純金と同じ価格で販売するような感じです。

「$TITAN」が暴落する前は、「ドル」と「$TITAN」を7:3の割合で混ぜ合わせると、ドルとペッグした「$IRON」をゲットできる環境でした。

詳細は、こちらのブログに詳しく書かれていますので、さらに知りたい方は見てみてください。

IRON Financeの「$TITAN」暴落の原因は?

上述したように「$IRON」は混ぜ物をしているにも関わらず、安定したドルペッグをしていました。

しかし、2021年6月17日に「$TITAN」の大暴落が発生し、「$IRON」もドルペッグが維持できずに1ドルから0.6ドル台に急落。

$TITANの価格推移
$IRONの価格推移
Nori

引くほどの速さで暴落。。

$TITANは暴落後、0ドルへ。電子ゴミと化しました。

当初は、ハッキング被害にあったのでは?とされていましたが、実際はお金が集まりすぎたあと、売り圧が一気にきて、大量の売り圧にプログラムが対応できなかった顛末のようです。

一言でいうなら、「世界初の大規模な暗号通貨取り付け騒ぎ」

要は、誰も悪くなく、IRON Financeのスマートコントラクトが、想定外の事態に対応できるように作り込まれてなかった(完璧でなかった)ことが原因とのこと。

Mediumに公式からの見解が出ています。

暴落の流れはこんな感じかと。

  1. クジラがIRONを解体(Redeem)
  2. IRONからTITANとUSDCが生まれる
  3. クジラが大量のTITAN売り
  4. TITAN価格暴落
  5. みんながIRONを解体してTITANを投げ売り

TITANの暴落を引き金に、「IRONが危ないぞ!」とみんなが思い、IRONの取り付け騒ぎが起こってしまい、IRONのドルペッグが外れる自体に発展したようです。

潰れそうな銀行にみんなが群がり、お金を引き出してしまったことがIRONの崩壊につながってしまいました。

IRON FINANCE公式は、上記を「世界初の大規模な暗号通貨取り付け騒ぎ」と釈明していましたね。

暴落後のトランザクション

polygon チェーンのトランザクションが重く、数時間ほど通らない状態に。。

ネット上でも、トランザクションが通らないという情報が溢れていました。

混んだときにブロックチェーンの新の実力が分かりますね。

polygon人気が今後どうなるか、引き続きチェックしていく必要がありそうな出来事でした。

暴落後の保証

公式より、1IRON=0.748USDCで交換に応じると発表がありました。

1IRONが1USDCであったことを考えると、25%ほど棄損してます。

とはいえ、返還されるだけマシといったところでしょうか。

TITANについてはほぼ価値0ですが、暴落前のTITAN保有者に対し、$SDOというコインがAirdropされる保証があるようです。

そして、IRON v2へ

IRON FINANCEの運営は、今回のTITANの暴落にめげずに、「現代の錬金術」の実験を継続するようですね。

さいごに

今回は、IRON FinanceのDeFiサービスで扱われていた$TITANの暴落原因についてまとめました。

ここら辺は、今後のDeFiを理解していく上で検証していくと経済的にタメになる知見が得られるのかなと。

2021年のDeFiは、ハッキング被害や、価格の暴落などハチャメチャな年ですが、長い目でみれば金融革命を起こす可能性を秘めている技術です。

引き続き、余裕資金で投資しつつ、勉強していくとチャンスが訪れるはず。

今回のIRON Financeの事故を分析しつつ、今後の行方を見守っていきましょう。

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この記事を書いた人

投資歴15年のサラリーマン投資家。

45歳までにセミリタイヤ(FIRE)を目指して投資をしています。

これまでの投資と貯金から資産4,000万円到達。

現在は、クリプトやNFTにはまっています。

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