こんにちは!Nori(@fx_nlife)です。
BSCのDeFi、「Pancake Bunny(パンケーキバニー)」でハッキングがあったって聞いたよ。
預けた資産は大丈夫?
そんな疑問を解消します。
この失敗を教訓に、僕はDeFiでの資産運用を卒業しました!!
2021年4月から5月にかけて、「Auto Farm」、「Veunu」と、BSC(バイナンス・スマート・チェーン)上のDeFiサービスが立て続けにハッキング被害に。。
そんな中、「またか…..」といったタイミングの事件でした。
ハッキング被害にあったPancake Bunny(パンケーキバニー)。そのガバナンストークンである$BUNNYの価格が、ピーク値から99%以上暴落!!
$BUNNYは、電子ゴミ確定です。。
今回のハッキングの黒歴史を将来へ生かすために、Pancake Bunnyの仕組みと、今回のハッキング状況をまとめてみました。
Pancake Bunny(パンケーキバニー)とは?
Pancake Bunny(パンケーキバニー)は、BSCのイールドアグリゲーター(Yield Aggregators)です。
「イールドアグリゲーター」って何?と思われる方が多いと思います。
「イールドアグリゲーター」は、仮想通貨をプールに預け入れることで、自動で複利運用をしてくれるサービス。
例えば、BSCのパンケーキスワップでは、複利運用をするには自分で「compound」ボタンを押して、利益の再投資をする必要があります。
マメな(暇な!?)方ならいいかもしれませんが、面倒ですよね。
パンケーキスワップにも、「Auto CAKE」という、CAKEを自動複利運用してくれるプールがありますが、基本、複利運用は自分で行う必要があるんですよね。
この面倒な「compoud(利益の再投資)作業」を、最適なタイミングを計算し、自動で行ってくれるのが「イールドアグリゲーター」です。
Pancake Bunnyがハッキング被害に
2021年5月20日、Pancake Bunnyがフラッシュローン攻撃を受けて、ハッキング被害に。
公式からの情報によると、以下のような攻撃を受けたとのことです。
- ハッカーはPancakeSwapを使用して大量のBNBを借りる
- その後、ハッカーは「USDT / BNB」と「BUNNY / BNB」の価格を操作
- ハッカーはこのフラッシュローンを通じて大量のバニーを入手
- その後、ハッカーはすべてのバニーを市場に投棄し、バニーの価格を急落させる
- ハッカーはpancakeswapを通じてbnbを返済。
このような攻撃をうけたものの、公式からの当初発表では、ユーザーが資金を入れているプールは無事とのこと。
また、一時、プールから資金が引き出せなくなっており、預け入れも停止していましたが、2日後には復旧を発表し、サービスを再開しています。
一時、545ドルだった価格は、ハッキング後には20ドル付近(瞬間的には一桁ドル)まで急落。
電子ゴミです。。
僕はBUNNYを保有していなかったんですが、トークンを保有していた方にとっては、おそろしい価格推移ですよね。
この暴落を受けて、BUNNY FINANCEチームは保証プログラムを発表。
僕も軽く読みましたが、新しいトークンを発行したり、保証用のプールを用意したりと、かなり手厚い保証内容となっています。
気になる方は、こちらを読み込んでみてください。
保証プログラムを素早くアナウンスしてくるあたり、開発チームは真面目に取り組んでいるな~といった印象ですね。
新規トークンの発行があるとのことで、$BUNNYの希薄化による価格低下は避けられないものの、壊滅的な被害というわけではなさそうなので、今後の$BUNNYのV字回復に期待です。
僕は、$BUNNYの暴落後、30ドルで仕込んでみましたw
最悪、0になってもいい余裕資金でINしてみましたが、結果的に$BUNNYは電子ゴミとなってしまいました。
Pancake Bunnyのユニークな仕組み
Pancake Bunny1番の売りは、本家、パンケーキスワップで$CAKEを運用するのに比べ、「高APY(年利)だよ!」という点かと。
今後の利回り動向はチェックしてみてくださいね。
また、たくさんあるイールドアグリゲータとの違いは、「ガバナンストークン「BUNNY」を使ってBNBを掘れること」。
こちらのように、BUNNYをプールに預け入れることで、WBNBを報酬として受け取れます。
ちなみに、上記の「176.93%」という数字は、受け取る報酬を再投資した場合の年利(APY)です。
その下の「APR 102.08%」というのが、報酬を再投資しない純粋な年利(APR)です。
上記、年利の違いがよくわからないな…って方は、こちらの記事も合わせてどうぞ。
ほとんんどのイールドアグリゲーターは、ガバナンストークンを使って、さらにガバナンストークンを掘れるという仕組みになっています。
一方、Pancake Bunnyは、上記のBUNNY預け入れにより、「WBNB」を受け取れるほかに、「BNB」や「ETH」を単体で預け入れることによって、「預けた通貨+BUNNY」を報酬として受け取れます。
上記が特徴的な点ですね。
Pancake Bunnyの始め方
Pancake Bunnyは下記のページからアクセスできます。
PCからMetaMaskで接続してもいいですし、スマホのSafePalから接続してもサクサク操作できますよ。
パンケーキスワップをさわった経験のある方なら、特に迷わず始められると思います。
使い方は、公式からのYoutube動画が非常にわかりやすいので、チェックしてみてくださいね。
さいごに
Pancake Bunnyの仕組みと、今回のハッキング状況をまとめてみました。
$BUNNYが大暴落していますので、価格的にはワンチャンあるんじゃ…と感じています。(2021年5月22日現在)
$BUNNYの開発チームは、ハッキングに対して、迅速な保証プログラムを準備するあたり、開発陣は信頼できそうな印象。
さらに、Pancake Bunnyには、バイナンスラボの資金が入っていますので、バイナンスの息がかかっていることを考えると、今後も復活してくるのでは、、と個人的には考えています。
「$BUNNY」自体は、何かプロジェクトがあるわけではなく、Pancake Bunnyに人を惹きつけるための、インセンティブトークンですので、仮想通貨市場全体の下落をもろに受けやすいです。
「$BUNNY」の発行上限もいまのところ決まってないためインフレ圧力があります。
上記のように、情報を自分なりに収集し、Pancake Bunnyが今後どのように復活していくか、追ってみるもの面白いかもしれませんね。