こんにちは!Nori(@fx_nlife)です。
FXって株式や投資信託に比べてリスクが高いよね。
FXは「やめとけっ」て言われるけど、なんでなの?
そんな疑問について解説します。
僕がFXをはじめるときも、大学時代の友達から「リスクが高いからやめといたほうがいいよ」と言われましたね。
今回は、FXはなぜ「やめとけ」といわれるかについて解説していきます。
そして、「やめとけ」と言われる理由について理解をしておけば、FXは初めてもOKな理由について最後にまとめます。
それでは詳細!
FXは「やめとけ」といわれる3つの理由
FXが「やめとけ」といわれる3つの理由がこちら。
- リスクが高い
- 投機性が高い
- 中毒性が高い
それぞれ、順に見ていきましょう。
リスクが高い
株式に比べると、FXはリスクが高いです。
なぜなら、FXは高いレバレッジをかけることができるからですね。
レバレッジとは
テコの原理。
自己資金の何倍もの取引額で、株や通貨を売買できます。
例えば、株とFXのレバレッジを比較するとこちらの通りです。
取引 | レバレッジ |
---|---|
株(信用取引) | 保証金の約3.3倍 |
FX | 保証金の25倍 |
株の3.3倍のレバレッジですら、「自己資金以上のお金を投資するなんて危険だ」といわれます。
FXでは、株の8倍以上となる25倍のレバレッジをかけることができる(=自己資金の25倍まで投資ができる)ため、リスクがさらに高いことになりますよね。
FXは、高いレバレッジをかけることができるため、大きな利益を得ることができる反面、大きな損失を出す可能性もある取引です。
なので「リスクがある」のは事実。
後述しますが、その「リスク」をいかにコントロールするかが、FXを行う前に理解しておくポイントになりますよ。
投機性が高い
FXは株に比べて、投機性が高いといわれています。
株は投資する会社の将来の成長性を見込んで投資をするのに対して、FXは将来の成長を期待して投資をする対象ではなく、ゼロサムゲームの市場であるためです。
ゼロサムゲーム
参加者の得点と失点の総和(サム)がゼロになるゲームを指します。
為替取引の場合、二国間の為替の取引を行うので市場全体の価値が上がるという事はありえず、一方のレートが上がれば、もう一方のレートが下がるので、ゼロサムゲームが成立します。
FXは、国の成長を見込んで投資すると思えば、株式と同じとみることもできます。しかし、FXに参加している投資家は短期売買による利益狙いの投資家が中心と言われています。
このように、FXは株式と比較し、長期保有する参加者が少ないため、「投資」ではなく「投機」とみられてしまう場合があります。
投資は、将来が有望な投資先に、長期的に資金を投じることです。
一方、投資に対して投機とは、相場の変動を利用して利益を得ようとする短期的な取引のことです。
FXは上記のような性質があるため、ギャンブル性が高いというイメージが強いんですね。
中毒性が高い
FXはハマってしまうと中毒性が高い取引です。
なぜなら、FXの市場は24時間休まず開いているんですよね。
株式は、サラリーマンよりも短い勤務時間なんですよね(笑)
一方、FXは24時間相場が開いているため、常に取引ができますし、自分の持っている通貨の価格がその間変動します。
なんと祝日もFXの取引所は開いているんですよ。
なので、ハマり症の方にはFXは気を付けたほうがいい投資対象となります。
そうはいっても、FXは土日はお休み。
仮想通貨はさらにFXの上をいきます。24時間365日、年中休みはありません(汗)
結局、FXはやらないほうがいいの?
ここまで、FXは「やめとけ」と言われる理由について解説してきました。
それでは、結局のことろFXはやめておいたほうがいいかといえば、結論からいくと、「リスク管理を行ったうえで」FXを行えばOKです。
なので、下記のことに気を付けつつ、リスク管理をして投資を行っていきましょう。
- レバレッジは10倍程度抑えて取引
- 相場の上昇、下落に熱くならない
- マイルールを設ける
レバレッジは10倍程度に抑えて取引
FXのレバレッジは10倍以下に抑えて取引することをおすすめします。
なぜなら、25倍のレバレッジはかなりハイリスク。
レバレッジ25倍の取引例
例えば、25倍のレバレッジをかけた取引は以下のようなケースです。
上記の場合、米ドルが98円に値下がりすると、2万円の損失です。
上記の例では、証拠金維持率「2万円/4万円×100=50%」でロスカット!!
レバレッジ25倍では、米ドルが100円→98円というように、2円の変動でロスカットされてしまうんですね。
2円の変動って普通に起こります。
比較的値動きが安定している米ドルでさえ、1か月の間に2円変動することは珍しい出来事ではないんすよ。
レバレッジ10倍の取引例
そのため、レバレッジを10倍に抑えた取引がおすすめ。
レバレッジ10倍は、証拠金として10万円を準備して、米ドルを1万通貨購入した状態です。
上記のロスカット水準はというと、
米ドルが100円→95円と、5円の変動でロスカットされます。
米ドルの場合、5円の変動は1年に1~2度あるかどうかのレベルのため、リスクを抑えた取引が可能なんですね。
しかし、1年単位で考えると、10円程度の値幅で動くリスクがあるため、安全性を最優先する場合は、レバレッジ5倍程度の取引が望ましいですよ。
相場の上昇、下落に熱くならない
リスク管理のためには、己を律する(笑)精神が必要です。
精神論の話をしているわけではなく、相場の上昇や下落に対して感情的に取引すれば、FXで利益をあげることはできないというお話です。
私もFXを始めたころは、感情に任せて通貨売買をしており、まさに上記に近い状態を繰り返していました。
損失を取り返そうと感情に任せて通貨をナンピンし、さらに通貨下落。
まさに負のループに陥っており、FX口座へ追加の資金注入をする羽目になりました。
FX口座の資金が飛びそうな恐怖を味わったため、まさに冷や汗もの(汗)
このように、通貨の急激な上昇や、下落に対して熱くなり感情で取引をすると大失敗するので注意してくださいね。
「負けを取り返そう」なんて意気込むのはご法度ですので。
ギャンブル気質の方は特にご注意ください。
マイルールを設ける
FX取引において、マイルールを設けることは最も重要です。
FXで利益をあげている投資家は、誰もが取引に対するマイルールを持っています。
このマイルールを設けることで、上述したような感情に任せた取引がなくなります。
例えば、FXで取引する時間についてルールをつくった場合。
取引時間にルールを設けることで、夜中までFXのチャートづけ、、なんて中毒症状を防ぐことができます。
とはいえ、「ルールなんて守れないかも。。」と思う方はいますよね。
人間はルールがあっても守れない意思が弱い生き物です。
僕自身、マイルールを決めていますが、そのルールを破って取引してしまう場合も「たま~に」あります。
とはいえ、ルールがない状態だと正に無法地帯。
多少、ルールを守れない場合があろうが、ルールがないよりは1,000倍マシです。
そして、そのルールに従う習慣を身につけましょう。
これが出来ないと、FXで一時的に大きな利益が得られたとしても、ほぼ確実に手痛い損失をくらいます。
ルール、特に損切りやレバレッジに関するルールを定めることで、手元資金がなくなりFXから退場なんて事態を防ぐことができますよ。
まとめ
FXはなぜ「やめとけ」といわれるかについて解説してきました。
「やめとけ」といわれる理由がこちら。
- リスクが高い
- 投機性が高い
- 中毒性が高い
この理由の背景を理解して、リスク管理を行うことでFXは「効率的に資金を増やせる」手法です。
ぜひ、リスク管理、特にマイルールを設定してまずは少額からFX取引にチャレンジしてみてくださいね。