こんにちは!Nori(@fx_nlife)です。
ぼくは、FX投資歴10年になります。
そんなぼくですが、過去に2度、FXで大損の危機に直面しました。
いま考えるだけでもゾッとする経験です。
これからFXを始められる方や、FXをはじめたばかりの方に向けて、ぼくのような大損(多額の含み損)をかかえる失敗をしないように、ぼくの体験談を共有していこうと思います。
体験談だけでは、失敗を最小限に抑えるFX投資に繋がらないと思いますので、大損(多額の含み損)の失敗体験からぼくが学んだ教訓について、みなさんと共有できたらなと思います。
みなさんが大損をしないFX投資ライフを送られるよう、ぼくの教訓が1つの参考になればうれいしいです。
それでは、詳細です。
FXで大損!FX歴10年の中で体験した2回の恐怖
過去に2回、FX口座の資金がすべて飛ぶ直前までいった体験をしました。
その体験がこちらです。
- リーマンショック(2008年9月)
- コロナショック (2020年3月)
リーマンショック
1つ目は、かのリーマンショックです。
当時、ぼくはシンガポールでのんきに一人旅をしていました。
海外でもネットがつながる環境にしていたたため、ふとしたときにFXアプリを開いて通貨のチャートをチェックしていたところ…..
「なんじゃこりゃ!?」
ふとみたFXのチャート画面では通貨が大暴落。
さすがに豪ドル/円を高値掴みしていたわけではなく、70円程度の価格で購入した建て玉を保有していた状態でしたが、70円から2,3日で5円近く下落したので、すさまじい変動だったんですよね。
「豪ドル円が大暴落!!前日からの含み損が300万円!!!何が起こった?」
と軽いパニック状態になっていました。
当時のぼくは、海外の現地からロスカットされないための追加資金の準備を行うのに全集中していましたね。
いまとなってはいい思い出ですが、もう2度と経験したくない暴落局面でした。
コロナショック
2度と経験したくはないと思っても、投資には予想外のことが忘れたころに起こります。
2つ目は、つい最近の出来事であるコロナショックです。
この時も、僕は豪ドル/円を保有していました。
通貨の下落幅としては、リーマンショックよりはインパクトはなかったものの、レバレッジを10倍程度かけてFX口座資金の8割ほど通貨を保有していたため、通貨の急激な下落が直撃!
100Lot(1Lot=1万通貨)保有、つまり100万通貨保有していたため、10円の値下がりで約1,000万円の含み損です。。
当時、緊急事態宣言がちょうど発令された中、会社に出社し、仕事をしていたのですが、FXの含み損の額があまりに巨大で、全く仕事に集中できてなかったですね。
2008年のリーマンショックから10年以上が経過し、1回の僕の取引通貨単位は1Lot→10Lotに。
そのため、利益も上げやすくなっていましたが、受ける損失も多額になっていたのです。
この暴落を機に、再度「リスクコントロール」の重要性をビシビシ肌で(素っ裸で)感じました。。
FXで大損した方を探してみた
以上のように、僕はFX投資の中で、数百万単位の含み損を経験してきました。
「数百万の損失って…尋常じゃなくない!?」と思われる方もいるかと思い、ちょっと探してみました。
ツイッターで調査してみたところ、僕と同じようにFXの取引で数百万単位で損失をだした(資金を溶かした)方は普通にいらっしゃいましたね。
以下、ツイッターのつぶやきを引用させて頂いています。
長期で資産を増やすには、
— ☆資産運用☆で自由な生活をする〜FXトラリピ、投資信託、純金〜 (@hiro64310259) December 9, 2020
トラリピと投資信託が一番の最適解だと思っています✨
トラリピは8年以上で投資信託は今年始めましたが、
何せ時間がかかるもので飽きがきます。
短期で一気に増やしたい欲が出てくるんですね。
vix指数で大損してからは短期チャレンジはしていません。400万溶けた…
これが今年の損失分😖
— FXロスカット王脱出計画 (@teppenfx) December 7, 2020
200万円以上なり・・😖
まさに八方塞がりや〰️❗ pic.twitter.com/fiflfjL9zt
FXはロスカット直前で損切りしました。2ヶ月分の利益が無くなりました。百万以上。
— 自由人になりたいFXトレーダー (@JiyujinFxTrader) September 16, 2020
普段と違う口座・・・海外なんですが、ハイレバもどんなものかと思い取引しましたが、国内の低レバと違いあっという間に資金が無くなりました。
しかも国内の方も、含み損が拡大中。こちらもダメですね。
上記方々の資産額がいくらかは分からないのですが、全資産を失ってしまってはFXからは退場せざるを得ないです。
それなりに勉強して、投資に時間を割いたにもかかわらず貴重な自分の資産を溶かしてしまってはやりきれません。結構な絶望感を味わいます。
しかし、失敗して暗い気持ちになるだけでは、次につながりません。
これからFXを始めようと思われている方にとっては、「FX、こわい。。」と感じてしまいそうですが、それくらい「リスク管理」が大事だということを理解してもらえれば。
ぼく自身の多額の含み損経験から学んだ教訓について、最後にまとめたいと思います
FXの大損(巨額含み損)経験から学んだ教訓
FXの大損経験から、僕が学んだ2つの教訓がこちらです。
- 最悪期に狼狽売りをしない
- 投資は「必ず」余裕資金で行う
順に解説していきます。
最悪期に狼狽売りをしない
FX投資で最もやってはいけないこと。それは、通貨の暴落時に感情にまかせて狼狽売りをしてしまうことです。
なぜなら、この通貨下落の最悪期に、通貨を売ってしまうと、その後の通貨上昇期の戻しを取り損ねてしまいます。
いきすぎた市場は、必ず自立反発するもの。
例えば、ぼくの場合、先述したように、昨今のコロナショックで1,000万円の含み損を抱えました。
しかし、その後、FX口座に資金を注入し、レバレッジを下げることでこの通貨下落の最悪期を乗り切ることができました。
そして、最悪期を脱したのち、通貨は反転上昇し、最終的には400万円の利益を獲得!
「あの時、通貨の大底で損切していたら…」と思うとゾッとします(汗)
なので、後述する「余裕資金」をもちつつ、通貨暴落時には冷静さを保ち、狼狽売りはじっくりガマン。
そして、じっくりと通貨の反転基調を待ちましょう。
守りの資産運営の参考になるFIERという本をご紹介
ここでちょっと話がそれますが、投資のリスク管理に非常に参考になるFIREという本をご紹介。
FIREとは、Financial Independence, Retire Early)で、訳すと「金銭的に自立した早期退職」となります。
アメリカで仕事をしている方の中では、FIREを目指して投資や自己研鑽に励んでいる人が多くなってきているのだとか。
FIRE本は、株式、特に、毎月定期的に株を購入した場合の投資に対するリスク管理の事例ですが、この本にも、投資の鉄則として「狼狽売りをしないこと」が書かれています。
FIREの本的には、相場の下落タイミングは、「買い増し」が正解に。
高レバレッジをかけられるFXに対し、すべてがあてはまるわけではないですが、資産運用のリスクコントロールを勉強するのに、ぼくが非常に役に立つと感じた本です。
「投資のポートフォリオ」や「リスク管理」を学びたい方へおすすめできる本ですね。
投資は「必ず」余裕資金で行う
投資は必ず「余裕資金」で行いましょう。
なぜなら、レバレッジをかけて自分の資金をめいっぱいFXにつぎ込んでいた場合、相場の急落に備えられないからです。
例えば、今回僕がコロナショックによる通貨暴落により多額の含み損をかかえてロスカット直前の状況を経験したときに支えとなったのが「投資をしていない余剰資金があったこと」です。
FXへ投資しているお金が、最悪すべて飛んでしまっても、なんとかやり直せるかなという金額をFX口座に入れていました。
また、「ロスカットを回避してこの最悪期を乗り切ろう」という選択肢を僕に与えてくれたのも「余剰資金」です。
僕が経験した「リーマンショック」、「コロナショック」ともに、「余剰資金」をFX口座に投入する選択をし、最終的な結果として、多額の含み損から利益を得た状態に反転さえることができました。
このように、FX投資を「余剰資金」で行うことは、心に余裕を与え、通貨暴落局面でも落ち着きを与えてくれます。
血迷った選択をしないためにも、FXはくれぐれも最悪すべて失ってしまっても良いと思える「余裕金額」で行いましょう。
まとめ
僕の2つの大損(多額の含み損)体験と、その失敗から学んだ教訓についてまとめてきました。
最後に、失敗から学んだ2つの教訓を繰り返しになりますがまとめます。
- 最悪期に狼狽売りをしない
- 投資は「必ず」余裕資金で行う
FXは高いレバレッジをかけれるがゆえ、己の「リスク管理」が必要とされます。
「リスク管理」さえ身に着けることができれば、FXで安定的に稼ぐことは可能ですよ。
以上、FXの大損経験と、その失敗から学んだ教訓についてでした。