
FXで通貨ペアはどんな基準で選べばいいんだろう?
FXで稼ぎやすいおすすめの通貨ペアが知りたいな。
そんな疑問に答えます。



この記事を書いている私は、FX歴10年。
FXで収益1,000万円を達成しました。
これまで、いくつかの通貨ペアの売買を実際に行ってきまして、安定的に稼げる通貨ペアを思考錯誤してきています。
そんな私が、初心者におすすめのFX通貨ペアについてご紹介します。
初心者でも安定的に稼ぎやすい通貨ペアがわかる
FXのおすすめ通貨ペア2選


おすすめの通貨ペアは以下の2つです。
- ドル/円
- 豪ドル/円
おすすめする理由は、ドル/円(アメリカ/日本)と豪ドル/円(オーストラリア/日本)とも通貨ペアの両者がいずれも先進国の通貨でして、変動が比較的安定しているからですね。
また、ドル・豪ドルとも日本円より金利が高いため、2国間の金利差により発生する利益であるスワップポイントが付与される点も大きいです。
2020年10月現在、コロナショックにより、両国とも金利が大幅に引き下げられてしまい、スワップポイントによる利益が減ってしまったものの、日本よりは金利が高いため、わずかながらスワップポイントによる利益が得られる状態です。



実際、私はFX投資を10年してきて、FX利益の9割ほどが、上記2つの通貨ペアからのものです。
というわけで、おすすめの通貨ペアは、「ドル円」と「豪ドル円」です。
以下、その他の通貨ペアの特徴を交えながら詳細を書いていきますね。
FX通貨ペアの特徴


FXで取引可能な「通貨ペア」には、FX会社によって取扱い数に違いがあるものの、ざっくり15〜50種類以上あります。
取り扱いがある「通貨」の数とすると10〜20種類です。
ここでは、先進国の通貨と、新興国の通貨の中で金利が高い通貨の特徴をまとめます。
ドル
世界の基軸通貨。金に変わる価値のある貨幣は「米ドル」とされることも。
海外旅行をするとわかりますが、米ドルを持っておくと、たいがい世界中のどこでも使えたり、換金性が高いため、流動性の良さを実感します。
一番、みなさんに馴染みがあって、通貨のレート感(円高か円安か)がイメージしやすい通貨だと思います。
また、米ドルに関する日々の情報も豊富に入手できるため、通貨トレンドの予測がしやすいです。
これらのことから、FX初心者にはまず米ドルと関連する通貨ペアがおすすめですよ。
ユーロ
米ドルに次いで世界で2番目に取引量の多い通貨。
1999年1月から取引が開始された通貨と、比較的歴史が浅いものの「ユーロ圏」と呼ばれるEU加盟の19カ国と、非EU加盟国6カ国の合計25カ国で運用されている流通量の多い通貨です。(2019年1月時点 出典:マネースクウェア)
米ドルに比べると、やや値動きの幅が大きい通貨です。かつて、ユーロは高金利通貨だったのですが、2020年10月現在、コロナウイルス対策のため、マイナス金利を導入しています。
ユーロ/日本円の通貨ペアでは、日本よりもユーロの金利が低く、通貨ペアを保有するとマイナスのスワップポイントがつく(長期保有で損失となる)ため注意が必要です。
豪ドル
資源国通貨の代表格 であるオーストラリアの通貨。
全輸出の5割以上を鉱物資源が占めていることから、資源国通貨と呼ばれています。
中国と取引額が多いことから、中国の経済情報にも敏感に反応します。
国の財政は健全で黒字化を続けてきた国であるため、信頼性は高いものの、比較的、変動幅が大きい通貨ですね。
ポンド
取引量が世界第4位の英国(イギリス)の通貨。
英国が経済、軍事力で世界一だった時代は、現在の米ドルのように世界の基軸通貨として取引されていました。
値動きが大きいのが特徴で、値幅を狙うデイトレーダーにはもってこいの通貨です。一方、その値動きの大きさから、ポンドの急変動により、FXから退場したトレーダーも多いんですよ。
なので、初心者にはおすすめしない通貨です。
ニュージーランドドル
豪ドルに動きの相関が似ている通貨、ニュージーランドドル。
豪ドルと違い、FX会社の定義では、世界中の投資家が比較的多く取引している通貨「メジャーカレンシー」ではなく、それ以外の通貨をさす「マイナーカレンシー」として扱われています。
個人的には、ニュージランドドルを取引するなら、上位互換に近い豪ドルでいいかなと思います。
FXの通貨ペアの選び方
初心者が通過ペアを選ぶ際の選び方のポイントは、以下2点です。
- 流動性の高い通貨か
- 国としての信用が高いか
流動性の高い通貨か
流動性が高い通貨は、アメリカ、日本、ユーロなどの「3大メジャー通貨」ですね。
上記通貨は、世界で流通量が多くて、換金性が高いです。
そのため、「買いたいときに買える」、「売りたいときに売れる」ため、変動幅が比較的小さくてリスクは低めなんですよね。
上記は、当たり前のように感じるかもしれませんが、流動性が低い新興国通貨ですと当たり前ではなかったりするんですよ。
例えば、新興国通貨を売ろうとしたときに買いたい人がいないため、値の変動幅がめちゃくちゃ大きくなって一瞬で多額の含み損を抱えてしまうなんてことが起こります。
なので、初心者のうちは、流動性の高い通貨ペアを選択するのが無難です。
国としての信用が高いか
国として信用が高い通貨を選ぶ、つまり、財政破綻リスクが小さい国同士の通貨ペアを選ぶのがおすすめ。
なぜなら、財政破綻のリスクが小さい≒国としての破綻リスク(通貨が紙切れになるリスク)が小さいため、通貨が暴落するリスクを防ぐことができるから。
例えば、財政黒字で運営されている(通貨価値が高い)豪ドルは、国として信用力が高いので、豪ドル円の通貨ペアとしておすすめしています。



FXの通貨ペアは15〜50種類と聞いて多いな。と感じた方。
株式投資では、メジャーな市場である東証1部に限定しても2,000以上の会社の株があるため、その中から投資対象を選択する必要があるんですよね。
FXは株に比べれば、選択の数は圧倒的に少ないです(笑)
まとめ
FX初心者が稼ぎやすい、FXのおすすめ通貨ペアについてまとめました。
繰り返しになりますが、FXのおすすめ通貨ペアは以下の2つです。
- ドル/円
- 豪ドル/円
ドル/円(アメリカ/日本)と豪ドル/円(オーストラリア/日本)とも通貨ペアの両者がいずれも先進国の通貨でして、変動が比較的安定しているため、初心者でも扱いやすい通貨ですよ。
FXを始められる際は、上記通貨ペアで値動きの幅やコツに慣れていくと、FXで稼ぎやすくなってくると思います!
以上、FXでおすすめの通貨ペアについてでした!
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